酒精雑記

飲む日も飲まない日も

2021-01-01から1年間の記事一覧

教え魔の功罪

対外試合はこの2戦で今季もまたと思わせる迫力不足が続いてしまっている。ついに石垣は1軍から陥落。代わりに昇格の高松が相変わらずの宇宙人的とらえようのなさの中にも光るものを見せており、これはこれで楽しみなのだが、「和製浅村」という謎のキャッチ…

今日も繋いだ皮一枚

今日の巨人との練習試合は、1番レフト岡林、2番ショート根尾、6番ライト三好、7番サード石垣と、1軍で使われるならこんな感じという役割に近いところにはめ込んだ起用に目が止まった。試合は僅かチーム3安打の零封負けで、4番手清水痛恨のソロ被弾が決勝点と…

根尾の首の皮

紅白戦で安打のなかった根尾にとって、DeNAとの練習試合は、4タコだったりすると早々に1軍戦線からの離脱が迫ってくるという何ともしびれる試練の場であった。2ゴロと紙一重のコースヒットではあったものの、最初の1本が出て気分がほぐれたか、レフト線2塁打…

若手の躍動と苦悩と

平日日中であるのに、昨日の紅白戦をほぼリアルタイムでYouTube観戦したことは、あまり大きな声で話すことでないだろうが、記事を書きたくなる展開ではあった。 柳の仕上がりは申し分ないので、一昨年の活躍がフロックではなく、今年こそ軸としてのフル回転…

戦力展望

沖縄キャンプも第2クールで今日は紅白戦ということのようだ。現実を知らされる前の一番楽しい時期だったりするが、たいした補強もない中であるのに、戦力的には期待値が膨らむばかりだ。 先発はエース大野雄に続く左腕が薄いところに難はあるが、ローテ6人の…

『軍中楽園』と『キング・オブ・コメディ』を観る

忙中閑あり、土日で映画を1本ずつ観た。 昨日観た『軍中楽園』は台湾防衛の最前線である金門島に1990年ころまで実在した軍の慰安所に配属された若き兵士をとりまく群像劇。戦争ものということもあって、主演がなんだか永島敏行に重なって見えた。レジーナ・…

『白い航跡』(上・下)

長らく上巻の途中で読みさしとなっていた吉村昭による高木兼寛の評伝を、あらためて最初から読み直し、今回は最後まで読み終えることができた。『蚤と爆弾』の世界に至る医学と軍の関わりは、日本の近代医学の出自が戊辰戦争の戦傷治療に端を発し、以後も綿…