酒精雑記

飲む日も飲まない日も

使って育てる

そろそろナゴドで阪神戦が始まる。一時の上げ潮感はどこへやら、打線が湿るとてきめんに黒星が積み上がるという何度か目のスパイラルに入ってきていることを感じさせる広島での闘いぶりであった。 今日のスタメンは平田を後ろに下げたが、2番に上げたのはこ…

『彰義隊』

ヤクルト3連戦は当然の勝ちに続く不思議の勝ちがあった後、隅イチなれど雨天コールド勝ち寸前まで行った3戦目を完敗で落とし、苦目のカード勝ち越しとなった。中断後の投手乱調以前に、打線があれほど沈黙していれば必然の負けであろう。 今日は菅野と大野と…

ファイヤーフォーメーション復活&天敵マッチング

先の広島3連戦は、第2戦の小笠原の炎上とギリギリ追いつけそうになってからの再延焼というフラストレーションの溜まる展開で星を落としたものの、FA戦士大野の鬼神の如き活躍と福谷教授涙の熱投でカード勝ち越しとなったのは幸いであった(それにしても広島…

早くも9月

酷暑日が日常となる中、職場と自宅で相次いでエアコンが故障するという苦難に見舞われた8月もあっけなく過ぎゆき、今年も残り1/3となった。 今朝は某所でビシエド夫妻の散歩に行き違うという僥倖に恵まれた。夫婦の時間を邪魔してはならぬと思い、声をかけた…

平田問題

上げ潮で借金を大幅に減らしてきたが、完済間近で壁にあたっている。調子の上がってこない小笠原の撃沈はさておき、昨夜は福谷はすいすいと終盤近くまで阪神を抑えてからの炎上で、とてももったいないこととなった。 もっとも、こうも打線が沈黙していては勝…

麒麟到来

柳が崩れてヤクルト3タテを逃した翌日に、ナゴドとは言え今季の鬼門のDeNA戦。そこに、まさかの麒麟を見た。 いよいよ運も尽きるかと思われた松葉が、ソトに右前に上手くはじかれて同点には追いつかれて勝ちは付かなかったものの、身上を取り戻しての好投で7…

盆休みで一息

先週あたりまで次から次へと仕事に追われ、その間に溜まったあれこれについても今週のお盆在宅ワークで何とか目途をつけ、ちょっと一息つける状態となったので、備忘のためのまとめ書き。 7月の休肝日は13日。週の前半は殆ど飲まず、金・土で肉屋・魚屋・酒…

シーズン1/3を経て腹据わらず

早くも40試合を消化して、15勝22敗3分と依然低迷中の中日ドラゴンズ。CSなきシーズンに首位とはすでに9ゲーム差、攻守ともほぼすべての指標でリーグ最下位となれば、もはや地力の乏しさは明らかで、このところ先発陣は整いつつあれど、旧来の中心戦力による…

シーズンの1/4

ドーム続きということもあり、中日は昨日で丁度30試合を順調に消化し、ハイピッチで7つの借金を重ね、最下位に沈んでいる。ダントツの最下位でないことがむしろ不思議なほどの惨状は目を覆うばかりである。 シーズン前は、捕手以外の野手レギュラーは固定で…

6月の休肝日

土日は連日ワインの瓶を空けているが、平日はむしろ飲まない日の方が多くなって、6月の休肝日は合計15日。実に2日に1回はノンアルコールデーという、この10ウン年で多分もっとも飲酒機会を減らした1ヶ月となった。 今年前半の合計では、1月以降の月次で5日+…

『カカサギ殺人事件』

梅津史上初の炎上は、長いシーズンそんな日もあるさという話だが、これまた広島新人森下に易々と初白星を献上してしまったのは何ともいただけない。完封・完投を阻止したくらいで喜ぶわけにもいかず、開幕から3カードで1勝2敗ペースでは頭を抱えるしかない。…

連敗脱出

何とか5回まで持ちこたえた吉見を、平田を1番に据える荒療治が奏功した打線が効果的に援護し、妙に淡白だった広島打線を順調に救援陣が封じての(岡田に3球で3つのアウトを献上とは!)連敗脱出となった。ふう。75球でへばったところがマイナスではあるが、…

深謀の下での辛抱

終盤に打線が粘りを見せたものの、「所詮打たれても単打」と割り切って、初球からストライクゾーンにポンポンと放り込んでくる大瀬良の人を喰ったような投球の前に、完投を許してしまった。 開幕投手大野雄もそれなりに重症ではあるが、あの低い弾道でナゴド…

勝負勘

連敗を止める役回りは、新人岡野と新人郡司のバッテリーには荷が重すぎることはわかりきっており、DeNAの新人左腕坂本の快投による力負けとなった昨夜は、6試合もこなせば当然1試合くらいはこうした敗戦もやむなしという一戦であった。前夜からさらに大幅に…

用兵の柔軟さ2

大量安打も得点につながらず2-3での連敗となった。9回ヤマヤス攻略寸前という見せ場はあったものの、「負けに不思議の負けなし」の格言の当てはまる敗戦である。 ゲッツー狙いのところで守備がもたついての失点は痛かったが、山本は3年目の初ローテ投手とし…

用兵の柔軟さ

昨夜のDeNA戦の0-3での敗戦は、だからあれほど言ったのにとしか言いようのない、負けるべくしての負けとなってしまった。奪三振の数からすると柳の球はかなりキレていたようなので、本当にもったいない敗戦となった。 9回右翼守備の背走ダイブによる走塁撹乱…

新エース梅津降臨

第3戦を見事に制して開幕カードを2勝1敗で乗り切った。2試合で先発が炎上したにも関わらず望外の結果が生まれたのは、先発梅津の投打にわたる活躍によるものであった。新たな主戦投手の生誕を、試合開始当初から生中継したTV愛知の英断に感謝。 この新エース…

坊主橋本のデビュー

開幕第2戦も初回に先発が打ち込まれ、今度は殴り合いになることもなくあっさりと敗戦に至った。130km半ばの平均球速の吉見であるから、球が浮いては押さえようもない。初回の被弾もさることながら、その後の塩見からの被弾が全くもって無駄であった。チャン…

ルーズベルト+1

開幕戦は1回表裏をradikoで観戦したが、その後は仕事の予定があって、さて乱調の大野はどうなったやらとradikoに復帰すると7-7の同点となっていた。その後はまあなんというか昨年5位6位を競ったチーム同士らしい熱戦で、10回表に望外の2点が入ったときには、…

開幕1軍の顔ぶれ

開幕一軍を掴んだかと思っていたが、残念ながら髙松はファームで開幕を迎えることとなった。やはりあのエラーでは使い続けがたいということか。内野の控えは石川駿・堂上。ファームではセカンド根尾が絶好調なので一気に難しい立場となったが、髙松の更なる…

開幕展望

あわただしくも練習試合6連戦×2が終了し、あとは開幕を迎えるだけとなった。ここまでの起用からすると、当面はこんな感じで収まったようだ。 打順:大島(8)・平田(9)・アルモンテ(7)・ビシエド(3)・高橋(5)・阿部(4)・京田(6)・加藤(…

『わたしの流儀』

少し前に吉村昭のエッセイ集を読み終えた。氏の随筆を手に取ったのは本書が初めてで、予想どおりの端正な思考と生活ぶりの中にも、そこはかとないユーモアが漂っているところが楽しい。乱れぬ酒豪であったというところは意外であったが、『ポーツマスの旗』…

3年後の黄金期

いよいよプロ野球も再起動。そして書きたいことがまあいろいろと出てくるものだなあと思う1軍練習試合の展開であった。ビシエド・直倫の神宮弾3発という好材料はあれど、今年もこうして胃の痛い日々が続くのであろう。橋本の炎上は絶対的左腕リリーバー伝説…

5月の酒量(と生活習慣の変化)

5月の休肝日は4月に続いて合計11日であった。 とはいえご多分にもれず、週末は家飲みが続いており、このところは夕方からグラスビールでアイドリングしてからメシを喰いつつワインを2人で1本空け、食後に映画を観ながらジンフィズやジンのソーダ割りなんかを…

『365日のシンプルライフ』

ヘルシンキの草食男子によるセルフドキュメント映画を、細切れの隙間時間でチビチビと視聴した。 自宅のモノというモノを倉庫に放り込んだ後からしばらくの間は、かの懐かしきなすびの懸賞生活を彷彿とさせるシーンが続いたが、結局100個くらいのモノがあれ…

『ラウンダーズ』

『13F』のグレッチェン・モルが出演する映画を探して若きマット・デイモン主演作に行き着き、GW中に巣ごもり視聴した。 デイモン&モルはロースクールの同級生カップルという役回りで、主人公が真面目に生きる彼女を捨てて、ポーカー(テキサスホールデム)…

『エターナル・サンシャイン』

タイタニックでは垢抜けなかったケイト嬢と、スパイダーマンではなんとも萌え難い風体だったキルスティン嬢が、いずれも大変魅力的に撮られている日常ファンタジー系SF映画の佳作。 夢だから何でもありでズルいという意見もあるようだが、夢を正しく映像化…

『13F』

1999年のSF映画。スパコンで世界を作り上げる話は、確か「リング」だったか「らせん」だったかでも出てきたモチーフで取り立てて新しくはないのだが、再創造された1937年のL.A.の街並みが楽しい。多分地元民ならもっと楽しく鑑賞できるのだろう。 スパコンの…

4月の休肝日

自宅でうろうろ仕事をしているうちに1年も1/3が終わってしまった。 飲むにしても自宅ばかりで、さて最後に外で飲んだのはいつのことだったかと振り返ると、どうやら3/16が最後だった。すでに1ヶ月半か・・・。 かように外で飲む機会が皆無であったせいか、は…

『イエスタデイをうたって』1~11

運動不足解消のため自宅内でバイクを漕ぐ30分の間に、今期アニメ化された冬目景による本作のさわりをAmazonプライムで視聴したことをきっかけに、つい原作にも手を出してしまい、17年かけて完結したという本作を2日間で一気読みした。 すでに多くのサイトで…