緑、碧、翠
『シェイプ・オブ・ウォーター』を観た。
ストーリーは、『キングコング』『スプラッシュ』といった古典の王道を踏襲したもので、意外感を求める映画ではないから、これでよいと思う。多種多様なみどり色を丹念に使い分けた上で、赤を差す構成も、劇中で種明かしをあえてしていることもあって、嫌みがない感じに仕上がっている。サリー・ホーキンスの女子っぽさも楽しいし、その友人関係が丁寧に書かれているところもよい。
仮面ライダーアマゾンの前日譚となることを望む趣旨のブログを拝見し、日本人であるからこそ楽しめる見立てにニヤリとさせられた。