『文字渦』読了。多忙だったとはいえ、ずいぶん時間をかけてしまった。ヒットな章もいくつかあったが、著者との相性がどうやらよろしくないのかも。
いずれにせよ次の本ということで、しばらく寝かしてしまった『卵をめぐる祖父の戦争』を読み始める。扉裏の登場人物の冒頭が
レフ(リョーヴァ)・アブラモヴィッチ・ベニオフ
で、2人目が
ニコライ(コーリャ)・アレクサンドロヴィッチ・ウラゾフ
となっており、カタカナ登場人物を頭に入れるのが苦手な自分としては目がクラクラして先行きに強い不安を感じたものの、導入は米国在住の作家である孫が悠々リタイヤしてフロリダに移住した祖父から戦争体験の聴き取りを開始するとっつきやすい構成となっており、本編も祖父視点の回顧談で進んでいくので文体も読みやすくで一安心。
ただ、ヴェラが登場してから数ページ進むまで女子であることが分からず、ええっとおもってページを戻るというような体たらくではある。さて読了まで何日かかるやら。
昨日の酒量 ヱビス350×1、コロナ1本、ギネス350×1