酒精雑記

飲む日も飲まない日も

実話と映画

ボヘミアン・ラプソディ』を観る。

フレディがインド系英国人であることすら知らなかったので、冒頭から驚く。見終わって出てきたときには、ドンドンパンをやりたくてしょうがないという中毒性のある映画で、なるほど評判になるわけだと思う。

さて、実話ベースの映画を見終わるとどこまでが史実なのかということが気になるタチなので、いろいろ調べてみると、HIV感染告知はライブ・エイドの数年後ということらしい。

この映画の最大の感銘力は、HIV感染による死を覚悟したフレディらが、何も知らない観客の前で最高のパフォーマンスを繰り広げた上でさらりと別れを告げるところから生じているのだから、ここが大幅な脚色であると知ってしまうと、いかにフィクションとはいえ、やはりレッドカードを出したくなってしまう。

とはいえ、メアリー、ディーコン、マイアミさん、そしてなんといっても人の良さそうなメアリーの彼には、人の世の暖かさを感じさせてくれたことに、心からの拍手を送りたい。

 

昨日の酒量 生ビール×1、長珍温燗半合