酒精雑記

飲む日も飲まない日も

月の夜

『脊梁山脈』冒頭章を読み進む。

戦後モノであることは承知していたが、『卵をめぐる祖父の戦争』『マイケル・K』に続いて、またも戦時食糧難の話から始まる物語であった。

ただ、こちらは戦争が終わっていることもあり、厳しいながらも「月の夜」という風情ある店名を付ける程度には、人々の希望が満ちはじめている。多少は気が楽に読めそうだ。

社会混乱下での謎のある女性との出会いという冒頭は『幻夜』を思い出させるが、さて、どんな展開となっていくのか楽しみだ。

 

昨日の酒量 休肝