酒精雑記

飲む日も飲まない日も

M165さんとの別れ

この数年、プラントロニクスのM165(PLT-M165)を購入し、移動中にradikoを聞いたりする場面で愛用してきた。最初は通り過ぎる小学生からジロジロ耳に視線を向けられることもあったが、今や普通の光景となったようで、装着する側もそれほど気負わずに使えるようになった。

何せ小さなデバイスなので、初代は数ヶ月でシャツの胸ポケットに入れたまま洗濯してしまい、あっさりとお亡くなりになられた。耳に押し込むデバイスを使っていると大抵すぐに痛くなってくるのだが、これは独特の形状をしたシリコン?の保持機構となっていて、ほとんど痛みを感じなかったので、同じモノをすぐに再購入した。

その2代目も数年にわたるヘビーユースの結果、ついに電源スイッチがきちんとoffにならないという不具合が出るようになった。スイッチ自体はoffの位置にあるのに、電源が落ちたり入ったり、スマホとつながったり切れたり、という勝手な挙動が生じてしまう。その都度コネクト時のアナウンスが流れるので、これが深夜だと、誰かが鞄の中で独り言を小さな声でつぶやいているように聞こえてビックリすることも。

それほど高価な商品でもないので、同じものを再々購入しようと思ったが、どうやらM165は廃版となってしまったようだ。プラントロニクス社の日本語サイトが何ともわかりにくいこともあり、後継がどれなのか今ひとつ飲み込めず。

で、結局、Amazonでお手頃値段となっていたPLT-M70を購入した。少し太めのサイズになっていることと、白い縁取りデザインが相違点だが、まあ全体に使い勝手はほぼ一緒。ボリュームスイッチは、これまでは1ボタンを押してローテートする方式だったものが、上下分割2スイッチとなっており、ちょっとだけ便利になった。

最も違和感を覚えたのは、スイッチオンしたときのアナウンスの女性が交代していた点。英語で決まり文句を言うだけの仕組みなのに、数年にわたる馴染みを失ったような、何とも言えない寂しい気持ちになる。『her/世界でひとつの彼女』のホアキン・フェニックスの気持ちがちょっとわかったような。ま、そのうちなれるだろうけど。

 

昨日の酒量 ヱビス350×1、ヴァイツェンビール×1