第3捕手
昨日の酒量 ヱビス350×1
日曜でリーグ内対戦が一巡し、ローテも3廻り目に突入した。勝率5割は先発陣の昨年の実績の乏しさからすれば上出来である。しかも先発が壊した試合が少ないため、本来ならいくつか貯金ができたのではと思える贅沢さすら感じる。
そろそろメンバー入れ替えが頻繁になりそうな時期と言えるが、モヤ・石川・溝脇らが2軍で活躍するが、上のサブ要員もそれぞれに個性を発揮しており、なかなかチャンスがない。一番ありそうなモヤとアルモンテの交代もないまま、昨日第3捕手の木下が下がり、松井雅が1軍に呼ばれたようである。
そもそも捕手3番手というのは、なかなかにせつないポジションである。
今日の時点でセリーグ各チームの第3捕手はこんな感じ。
広島:坂倉:2試合・4打席:高卒3年目
東京:西田:3試合・3打席:高卒9年目
読売:阿部:6試合・5打席:大卒19年目
横浜:戸柱:2試合・6打席:大卒社会人4年目
中日:木下:4試合・7打席:大卒社会人4年目
阪神:長坂:1試合・0打席:大卒3年目
ここまで他チームで入れ替えがあったかどうかまでは確認していないが、いずれも似たような扱いで、打撃で気を吐くベテラン阿部は別格としても、この地位が続くと試合勘は鈍るだろうし、若手は経験を積む事も難しい。怪我でなければ、木下には一旦試合出場経験を積ませることにしたということか。
他方、中日のファームのここまでの捕手の出場状況は以下のとおり。
松井雅:13試合・29打席・OPS.358
石橋:10試合・23打席・OPS.356
杉山:5試合・14打席・OPS.593
桂:4試合・5打席・OPS.000
A・マルティネス:3試合・5打席・OPS.000
武山:8試合・4打席・OPS.500
木下:1試合・3打席・OPS1.667
こう見ると杉山に昇格チャンスがあってもよさそうだが、松井雅のOPSが悪すぎるから相対的によく見える程度にすぎず、2軍で無双しているわけでもないとなると、上で塩漬けとなるくらいなら、杉山としても当面は2軍で出場数を重ねる方が有益ということか。
先週の三ツ俣の先発起用からは、上げたらまずは使ってみるという星野イズムを学んだ与田監督の強い意思が感じられるが、さて第3捕手についてはどうだろう?
主戦捕手加藤が盤石とは言えないため、終盤の捕手交代の可能性は高い。そのとき与田が使うのは大野か、それとも松井雅か?