酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『苦役列車』

昨日の酒量 生ビール×2

藤井が昇格し、ヒロシが2軍で調整となった。運用面のフラストレーションは減ったが、対応が1カード分遅かったのが残念だ。後手に回らず最善手を尽くしてくれていれば、悪い結果も受け入れやすいのだが。

ずいぶん前に『刑務所のリタ・ヘイワース』に併載された『ゴールデン・ボーイ』を読みはじめたが、ナチの蛮行をエンタメ小説のテーマとする据わりの悪さのためか、頁めくりに勢いがつかず、かといって中途で他の本を買うのもためらわれ、読書レスな日々が続いてしまった。

えいやとキングを見切って発注したのが、西村賢太の本作の文庫版と村田沙耶香の『コンビニ人間』。気にはなっていたが手に取らないままとなっていた両者の作を読んでみることとし、とりあえず『苦役列車』を読み終えた。悲惨で滑稽という評は当然目にしていたが、ああなるほどと納得できる一作で、卑屈さも極まるとかくも愛おしくなるのだということを知った。練りに練った表現が鼻につかずに腑に落ちるという点で、タイプは全くもって異なるが乙川優三郎と似たアプローチのように感じたのは的外れなのだろうか。何にせよ、藤澤清造とはどんな作家だったのかを知りたくなった。