酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『凍土』『川火』『なめし』

昨日の酒量 ビール中瓶×1/2、赤ワイン1/2本、ヱビス350×1

田島登板前までは経過を速報でフォローしていたが、夕方より所用があり、帰宅後に結果を確認してのけぞった。これが暗黒力か。ただ5四球でも試合を壊さず勝ち投手の権利を得て降板した清水には、引き続き何とかローテを守ってもらうことになりそうだ。ファームでは滝野が戦列に復帰。代打で最終打者となってしまったが、相変わらず難しい球をきれいにミートしており、楽しみが一つ増えた。根尾も右前に安打を放ったが、凡退した打席では外角低めの変化球にクルリンパが続いており、まだまだ時間はかかりそうだ。

佐伯一麦の自選短編を読み進める。『凍土』は妻の北欧遊学に同行した際の現地の墓地にまつわる話。『川火』は仙台市内の鉄塔脇の山中に転居してきた主人公が、伊達菩提寺跡の山道で出会う無愛想な老人の見立てについて、旧友と語り合う話。『なめし』も私小説だが、こちらは妻の視点で書かれた変奏曲。この妻が夫の実家で味わう菜飯の材料となったウコギとは、コシアブラを小さくしたような山菜ということで、米沢では生け垣にもされているとか。俄然食べてみたくなったが、旬も過ぎつつあり、どこで手に入るやら。