酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『青葉木菟』

昨日の酒量 ヱビス350×1

昨日は、球場が広かろうと強打者はスタンドに放り込めることが実証された一戦となった。後学のためにも、山賊らの強振ぶりを石垣に直接見せてやりたかったと心底思う。早期合流はないものだろうか。

昨夜も引き続き佐伯一麦自選短編集を読む。本作は『なめし』に続き2番目の妻の視点での話。途中に夫の視点で前妻との間の息子と久方ぶりの面会をするエピソードが挟まっているが、ここに、2番目の妻が妻となる前のいささか軽率な振る舞いが、当時狸寝入りしていた息子の知るところとなっており、それを息子自身から知らされるといういやな汗の出そうなエピソードがさらりと盛り込まれている。私小説とは誠に業の深い表現形式である。