酒精雑記

飲む日も飲まない日も

水面下の水平飛行

昨日の酒量 休肝

漆黒の泥沼にあえぐ広島と0.5ゲーム差に迫る4連勝で前半戦を終えた。昨夜の最終回は、ビシエドの好捕がなければ負けた試合だった。中5のロメロが絶好調で頑張ったが、昨夜の勝ちは不思議の勝ちの部類であり、謎の3番直倫の打順で巡り合わせ良く犠打の機会が回ってきたり、京田がキャリアハイ(!)となる記念すべきシーズン20個目の四球で押し出し決勝点をもぎ取ったりと、ひねった見所の多い試合でもあった。アルモンテを先発させないなら、6月ウ・リーグ月間MVPの石垣を左翼で使って欲しかったなあとは思うが、これは後半戦の楽しみに残したと考えておく。

さて、中日は交流戦開始後の28戦を14勝14敗の五分で乗り切った(交流戦8勝10敗、AS前リーグ戦6勝4敗)。借金二桁恒常化という三番底まで墜落しそうな時期もあったが、交流戦・AS前リーグ戦とも最後のカード(日ハム・広島)をそれぞれ3つ獲ったことで、何とか帳尻を合わせられたのはまさにラッキーだった。

これで結局、開幕~交流戦前の62試合でつくった借金6(23勝29敗)を抱えて後半戦63試合に突入する形となった。広島・阪神の失速でCSラインは借金1~2くらいまで下がってきたようで、34勝29敗(勝率.540)で後半戦貯金5、という一応現実的な数字でも到達可能性が出てきてしまった。しかしながら、借金をかかえて日本シリーズにチャレンジというのは何とも無粋である。正直なところ、連続Bクラス記録に区切りを付けてもらいたいという気持ちもあるが、それを至上命題にするのは野暮天の極みである。石橋・清水の使い方を見ても、前半戦で見極めた中堅クラス以上の戦力の実勢を踏まえた上で、勇気を持って若手育成を図っていくという意思は首脳陣にあるようなので、目先のCSにとらわれすぎない姿勢を維持して後半戦を闘ってほしい。

夏休みに入るため、後半戦は7連戦でスタートし、その後6連戦が2週続いた後に9連戦という変則日程だ。松坂が月曜開催の7/15に登板するらしい。表ローテ・裏ローテの各緒戦に大野・柳の二本柱を起用するはずであるから、松坂後の3週×6戦は大野雄(火)・山井(水)・ロメロ(木)・柳(金)・松葉(土)・吉見(7/21・8/4)松坂(7/28)で回すのかしらんと一応予想しておくが、松葉・松坂が全くの未知数であるし、山井はベイスターズに2つ当てた方がよいという見方もあるので、多分当たらないだろう。何にせよ、お盆あたりまでには、勝野・梅津・山本拓・藤嶋あたりのフレッシュな先発起用がハマる場面を何度か見たいものだ。