酒精雑記

飲む日も飲まない日も

ファームのコントラスト

昨日の酒量 ヱビス350×1

1軍は9回裏の途中からラジオ観戦。岡田が全盛期の岩瀬ではない以上、早晩どこかでつかまることがあるのはライマル離脱時点から想定内である。そしてマツダの9回裏で3点差を追いつかれた以上、この夜はいずれサヨナラ負けで終わることも想定内であり、心の準備はできていた。しかし、10回表はラジオで聴いているだけでもフラストレーションの溜まる経過であった。堂上の打席でもいろいろと言いたいことはあるものの、四球で繋いで2盗が決まったところで、阿部にはヒッティング以外の選択肢はないはずだ。そこをあえてスクイズを選択するなら、ウエスト空振りのリスクを覚悟してでも大島に突っ込ませる以外の選択肢はない。指揮官の腹が据わっていなければ強いチームにはなれないということを、この失敗から学んでいただきたい。

2軍戦はイレブンスポーツを表示させたところで丁度伊藤康が打席に入っており、2本目のHRのシーンをライブで堪能させてもらった。打った瞬間にHRと分かる完璧なスイングに痺れた。ドラ5での入団時の期待値はそれほど高いものではなく、育成には時間がかかると予想していたのだが、入団前から臀部の筋肉の盛り上がり方は高校生離れしていた。体の強さが早くもバッティングに生かされているのだろう。少し前の試合で見たライトから3塁への返球のシーンでも、コントロールは今ひとつだったが返球の勢いには目を見張るものがあった。平田の復帰と武田の加入もあって外野陣に隙間を見つけるのは大変だが、今季中にもう一度昇格して活躍する姿を是非見たいものだ。

さて、この伊藤康のHRに続いては髙松がヘンな避け方(当たり方?)で死球出塁を獲得し、3番根尾が左中間のフェンスまで届く2塁打を放った。左翼によるホームへの返球を見てすかさず3塁へ。やや暴走気味かと思われたが、捕手からの悪送球で難なくホームまで帰ってきた。ハイタッチを交わすA・マルティネスと根尾の体格差はまさに大人と子供の様相を呈していたが、体格に頼らず長打を放つことのできる根尾の才能が際立つ映像でもあった。外角低めの変化球に手が出てしまう悪癖はまだ続いているようなので、1軍投手相手では手玉に取られる可能性は高いが、7月はこれで13試合を終えて月間打率は3割台、多分月間OPSは.900を超えているはず。当初は小園・藤原に大きく遅れをとったように見えたが、このところの急成長ぶりからすると、今季中のどこかでは1軍デビューを飾れそうだ。

その他の選手に目を向けてみると、滝野が丸打法を習得中のようで、昨日も伊藤康の前で3塁打を放った。外野守備では、クッションボールの処理などの動きにあまりキレが感じないため、すぐに上で使うレベルまでは達していないと思われるが、工夫しながらプロの水に馴染んできている様子がうかがわれる。バットに当てるセンスには光るものがあるので、大変地味ながら楽しみにしている。

そしてさらに地味な話題であるが、渡辺勝が好調を維持している。昨日も2四球1得点と、選球眼を生かしたいぶし銀の働きを示した。月間OPSは1.000前後であり、こちらも外野が激戦なので難しいところだが、1軍野手がいずれも早打ち傾向で四球獲得能力が低いという現状の間隙をついて、しぶとく昇格を勝ち取ってほしい。

こうした若手の躍動に対し、昨日登板した吉見と田島はいずれも大炎上と精彩を欠いた。吉見のPゴロを取り損ねる姿の覇気のなさには、怒りを通り越して大丈夫?とお見舞いしたい気分となった。田島は四球後のグラスラ献上というド派手な燃え上がり方で撃沈した。当面2人とも上で見ることはなさそうだ。このまま若手投手に押されてフェードアウトするのか、あるいはトレードのタマとなるのかというだけでは寂しすぎる。次回は背水の陣を敷いて、死にものぐるいのプレーを見せてほしい。