酒精雑記

飲む日も飲まない日も

5位確定

昨日の酒量 生ビール×1、日本酒各種合計3合

今日の甲子園で根尾・髙松が1軍デビューを果たしたが、試合は3-6で敗戦となり今季の5位が確定した。

与田監督は。0-4で7回表の攻撃を終えた時点で根尾・遠藤・渡辺・石橋を一斉に起用した。初めて与田監督が消化試合・育成への方針切り替えという姿勢を示した瞬間だが、なぜこのタイミングなのか。まだ試合は終わっていないし、4点差ならワンチャンスでひっくり返せる範囲だ。育成のために、ガチンコ勝負という方針を自分から捨てたというメッセージ性のある交代を行う結果となってしまったのは、方針がぶれていると言われても仕方ないだろう。

この試合をレギュラーメンバーに先発させることで勝ちをもぎ取るつもりだったのなら、終盤残り2回の攻撃を残した時点となって若手に布陣を変更してはならないはず。方針に一貫性が感じられず、本当に残念だ。

根尾を呼ぶのが遅れたり、先発で起用しなかったのは、CS終戦後の消化試合であっても順位未確定なら試合を捨てずフルメンバーが全力で闘うべし、というポリシーに基づくものであったはず。この程度の覚悟なのだったら、むしろさっさと育成方針に切り替えて、試合の最初から若手が落ち着いた状態で出場させることを最優先するのが親心というものであろう。勝負と育成の両立をしたたかに行うのが優れた指導者であるとすれば、CS終戦後の与田監督の采配は、非常に残念ながらその能力に疑問を感じさせるものであった。1軍に挙げたら右を見たり左を見たりして気持ちの中での緊張感が高まる前に、試合に放り込んでしまった方が、活躍を期待できるはずだ。その感覚を全く共有しない采配が続いているため、ファンとしては強いフラストレーションを抱え続ける毎日である。終戦後にここまでやきもきすることになるとは・・・。

そんな中、直倫らの粘りで2度目の打席を迎えることができた渡辺勝が今季完全復活を遂げた藤川球児から身上である粘りを発揮した上でのタイムリーツーベースを放ったのが、この試合唯一の育成上での収穫と言えるかもしれない。是非これが来季につながる一打となってほしいものだ。