酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『ナイト・オン・ザ・プラネット』

昨日の酒量 ヱビス350×1

昨日のうちにパリ編の冒頭まで観て、睡魔で積み残しとなっていた残りを本日見終えた。原題は『Night on Earth』。変にひねらず原題のままでよかったのにと思う。1992年のジャームッシュの作だから27年も前の映画であるが、古さは感じなかった(ウィノナ嬢が27年分初々しいので、やはり時間の経過が感じられるが)。

5話もあると好き嫌いはどうしても出てしまうが、タクシー走行中という設定だと、気分まで移動するせいか、なぜか同じ絵面が続いてもそれほど飽きが来なかった(昨日の睡魔は日中の疲労のせい)。「羊」オチは読めたので、むしろ義姉のペットが無事でよかったと感じた。

1話毎に並んだ時計が逆に回ることもあって、どうしてもストーリー上の関連性がどこかで明らかになるのではと想像してしまう分、評価は割れる映画となるが、時間を追って変化していく夜の街の空気感は、とてもよいと思う。