酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『幸福な監視国家・中国』

昨日の酒量 休肝

明日のドラフトを控えて、ついに大本営からも石川一本釣り方針の観測記事が出たようだ。この記事にあるように、もし本当に奥川をあきらめて石川確保に走るのであれば、確実に単独指名できるよう、今日にでも中日球団は石川1位指名を明言した方がよい。奥川を狙っている球団は、中日が抜けて当たりの確率が上がったことでそのまま奥川を指名する方針を固めるであろうし、石川に関心のある球団も、外れ1位での競合ならさておき、最初から中日と競合するくらいならまずは奥川・佐々木クジを引いてみるという選択をするはずだ。

さて、表題作をKindleで読んでみた。新書とKindleは相性がよいのかなと思っていたが、紙でないと目に入った情報が記憶に定着しないように感じるのは、ページの位置と記憶をリンクさせるという前世紀の習慣のゆえであろうか。

あとがきにも書かれているように、中国での技術実装速度が速すぎるために、著者らが今この瞬間の姿を生々しくルポしきれていないという弱点があり、せっかく展開されている文化論・文明史論がどうにも心に響いてこないのは残念だった。

ただ、いずこの国においても、監視社会は利便性の皮を被って忍び寄る(というかすでに浸透済みとなっている)のであって、中国が特別ではないのだよ、というところはそれなりに理解できた。ディストピア映画が好物ではあるものの、自分がそんな世界に現に生活することは是非避けたいところである。しかしどうやら、もう10年も経過すれば、そんな現実にすっぽりはまっていそうで何とも憂鬱だ。