酒精雑記

飲む日も飲まない日も

バットに乗せる感覚

昨日の酒量 スパークリング1.5杯、赤ワイン3杯

石川昂のインタビューを一通り観た。母親曰く野球に真面目に取り組むようになったのは高校に入ってからということで、当人も高校3年で主将となるまでは自分のことしか考えていなかったという話だったが、どこでどう質問されても、萎縮もせず、羽目を外しすぎもせず、落ち着いて一貫した受け答えができるところが、なかなかに素晴らしい。どうやら、目標は大きく持つということをモットーにしているようで、力みすぎることなく、また照れることもなく、高い目標を語ることができるところも大変頼もしい。

当人の自己認識としては、長打力が持ち味ではあるものの、広角に打ち分けて率を残すタイプということのようだ。しかし目標は三冠王ということなので、HRも積み上げられる姿を目標としているのであろう。打つときにはボールをバットに乗せて飛ばす感覚を大切にしているということで、まさに目標と公言する落合打法に通じるところもますます楽しみである。ライトスタンドに飛ばす際のスイングが自分でも落合に似ていると感じているとのことで、特に選抜決勝習志野戦の2本目が似ていると発言していたので、早速youtubeで確認したところ、初球の外角の甘い球をうまく右方向に飛ばしている。石垣のようなボールを叩きつぶすようなスイングというよりは、まさに乗せる感じでコンパクトに右中間スタンドまで運んでいる。フォロースルーも確かに落合テイストだ。ついでに広陵戦のレフトへのHRも確認したが、左足を開きながら体をくるっと回しつつ、腕をたたんで内角高めに入った甘い変化球をコンパクトに引っ張ってスタンドまで運んでいる。上手い。

東邦高校の方針により、バッティング練習では木製バットを使用してきたということで、木製への適応準備が万全というのも心強い。春と比べてもトレーニングで体が大きくなっているということなので、沖縄キャンプから打ちまくる姿を期待したい。