酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『第一阿房列車』

1月2日の酒量 ヱビス350×1、赤ワイングラス×2

1月3日の酒量 生ビール×2、ハイボール×2、赤ワイン×2

1月4日の酒量 シャンパン×2、ビール350×2、ハイボール×3

1月5日の酒量 赤ワイン2/3本、ジンソーダ×1、冷酒1/2合

1月6日の酒量 休肝

1月7日の酒量 休肝

1月8日の酒量 休肝

1月9日の酒量 ヱビス350×1

1月10日の酒量 休肝

1月11日の酒量 シャンパンロゼ×3、赤ワイン×2

1月12日の酒量 ヱビス350×1

1月13日の酒量 ヱビス350×1

 

先週仕事始め直後から風邪で体調を崩し、当然ながら休肝日も続く。こうやって見ると飲み過ぎて体調を崩したかのように見えるがさにあらず。たまたまの感染症である。

ずいぶん仕事に穴を開けてしまったが、先週末になってようやく本でも読むかという気持ちが戻ってきて、年初から読み出した内田百閒先生の元祖乗り鉄珍道中記を読み終えた。なぜ御殿場線国府津から沼津という中途半端な構成になっているのかという理由(丹那トンネル開通前はこっちが本線だった)等々、昭和20年代の鉄道と風物を缶詰にして保存したような情報の詰まり具合であった。

知らずに読み始めたが、森見登美彦の文体の源流がここにあるというのも、最初の1編ですぐに気がついた。同行した平山氏のぬぼっとした存在感がなければ、偏屈じいさんのいけすかない独白というだけの書籍となってしまったことだろう。彼の師匠に対する敬愛の気持ちとその労苦に乾杯。