『365日のシンプルライフ』
ヘルシンキの草食男子によるセルフドキュメント映画を、細切れの隙間時間でチビチビと視聴した。
自宅のモノというモノを倉庫に放り込んだ後からしばらくの間は、かの懐かしきなすびの懸賞生活を彷彿とさせるシーンが続いたが、結局100個くらいのモノがあれば日常生活は成り立つことが判明し、映画の半ばにして主題そのものには結論が出てしまった。
しかしながら、フィンランドの普通の人がどんな日常生活を過ごしているのか、当方には全然知識がないので、飽きることなく最後まで観ることができた。貧乏男子チームの面々ですら服装が皆シンプルで洒落ていて、デザインセンスに関する彼我の蓄積の差を痛感させられる。そしてなんと言っても母と祖母の立ち居振る舞いが良い。フィンランドのおばちゃん・おばあちゃんの素の様子を知ることができる掘り出し物であった。