酒精雑記

飲む日も飲まない日も

ルーズベルト+1

開幕戦は1回表裏をradikoで観戦したが、その後は仕事の予定があって、さて乱調の大野はどうなったやらとradikoに復帰すると7-7の同点となっていた。その後はまあなんというか昨年5位6位を競ったチーム同士らしい熱戦で、10回表に望外の2点が入ったときには、「3×」という絵面しか頭に浮かばなかったが、岡田が無失点で抑えて久方ぶりの開幕戦勝利の瞬間をリアルタイムで耳にすることはできた。ルーズベルト好みのスコアに蛇足の+1を付けた阿部の働きがなければ、心臓が止まったファンが5割増しとなるところであった。

2死満塁で4番村上というお膳立てとなった際には、あまりのムリゲーぶりに逆転負けを確信したが、岡田が最後に投じた球(あとで、ネットにころがっていたGIFを見た)だけを見ればナイスな締めくくりであった。とにもかくにも体に悪い10数分で、どうせ打たれるならよほど藤嶋の方があきらめもつくのに・・・と何度も感じたが、まずは結果オーライということで、岡田がこれで自信を付けてくれればなあと、淡い期待だけは持っておくことにする。

先発大野の出来自体は、まあ悪い時はこんな感じだわねという予想の範囲であり、次の奮起に期待するとして、出場成績で展開を追った限りでも、脇も含めた多くの選手がそれぞれ持ち味を生かして勝利に貢献した好ゲームであったことが理解できた。遠藤しかり、直倫しかり。

しかし6連戦続きの変則シーズンの緒戦からこんな総力戦では、この先が思いやられるというものだ。今日は山本拓かと思いきや吉見が先発とのこと。フロントドアがキレまくることを期待したいが、今日もノーガード殴り合いのような試合展開となりそうで、大変に不安である。

さて、昨夜も井端弘和のラジオ解説は、技術論あり小ネタありでとても聞き応えがあった。10回裏の遊撃内野安打の際の京田の守備位置の件も、プロが自ら認めたプロを叱咤するという熱さに溢れる内容で良かった。中日を離れて巨人視点から野球を見たことが、彼の血肉となっていることがよくわかる。亡き守道との確執からすれば放出はやむなしであったが、そろそろ外での勉強を終えて戻ってきてもよいころではないか。