酒精雑記

飲む日も飲まない日も

勝負勘

連敗を止める役回りは、新人岡野と新人郡司のバッテリーには荷が重すぎることはわかりきっており、DeNAの新人左腕坂本の快投による力負けとなった昨夜は、6試合もこなせば当然1試合くらいはこうした敗戦もやむなしという一戦であった。前夜からさらに大幅にいじった打線はようやく合理的なところに落ち着いたように見えたが、これは相手が悪かったというしかない。こういう試合があるからこそ、そうでない試合をきちんと拾っておくことが重要だ。そこを拾い損ねれば今回のようにカード全敗という惨事を招くこととなる。

橋本の三者連続三振という収穫はあったが、回跨ぎには課題があるということもわかった。ただ中継ぎ陣を温存しつつ、新人にいろいろな局面を経験させるという方針は悪くない。残念ながらヒロシはヒロシであったが、しばらくはこうした敗戦処理イニングイートの役割を担ってもらうしかなかろう。

遠藤を下げての武田の起用は、打順はこれでよかったと思うが、平田・遠藤を今後生かすという意味ではなかなかの劇薬であった。ただ、こうした起用をした選手がノーヒットノーランペースを破る安打を放ったことは評価されてよいとも思う。

与田監督の力量をはかる上で、大野が先発する本日の打線が昨日と変更となるのかどうか(私見では5番まではいじる必要なし)、加藤の起用にこだわるのかどうか(私見では木下の起用が=怪我でなければ=合理的とみる)に注目したい。