酒精雑記

飲む日も飲まない日も

使って育てる

そろそろナゴドで阪神戦が始まる。一時の上げ潮感はどこへやら、打線が湿るとてきめんに黒星が積み上がるという何度か目のスパイラルに入ってきていることを感じさせる広島での闘いぶりであった。

今日のスタメンは平田を後ろに下げたが、2番に上げたのはこちらも低調な打棒の続く京田である。過去6試合で2割3分そこそこという低空飛行ぶりだ。攻撃型布陣とするために、石垣を遊撃7番あたりで先発させて、とにもかくにも1日3打席くれてやるということがあってもよいと思うのだが、カード替わりの本日も、そういう発想には至らなかったようだ。

仁村二軍監督曰く、石垣にはまだファームでやることがあるとのこと。確かに先日の打席での外角変化球空振り連発のスイングは、いかにファームで好調であったとはいえ、1軍レギュラーを奪う男の姿からはまだ遠いように感じたことも事実だ。しかし、数試合で1打席、しかも抑えの一流どころの初見の球を打てというのでは、チャンスを与えていないに等しいのではないだろうか。

巨人が走り続ける今季の残り試合である。力のない若手を無理に使えとまでは言わないが、今年に限っては、自力で成績を上げて這い上ってきたホープがいるのだから、もうちょっと使って育てることも視野にいれてもらえないものだろうか。