酒精雑記

飲む日も飲まない日も

左のスラッガータイプという穴について

昨日のドラフトは球団の意図したとおり1位で高橋宏斗を単独指名で確保した。本来の補強ポイントは近大佐藤であったが、一旦決めた方針で思惑どおりとならないと、2位以降の指名もいよいよ迷走してしまったはず。甲子園で使い減りしていない高校ナンバーワン投手というのも希有な存在だ。まずは何よりである。

大型打者不作の年と見切ったか、育成も含め、佐藤と重なるようなタイプの野手の指名はないままとなった。6位の社会人三好大倫は、打者に転向してそれほど日がたっていない左打ちの外野手である。180cm・85kgとまずまず体躯にも恵まれているようで、伸び代があることを期待したいが、動画を見る限り大砲の雰囲気はあまり感じられない。

今回補強できなかった分、現有戦力から穴を埋める選手を出すことが急務である。左スラッガータイプとしてのロマン枠にギリギリ座り続ける石岡は、このところファームで打撃好調のようで、過去と比較しても充実したシーズンを送れたようだ。野手の控えが少ないことからしても、なんとか生き残れたのではないか。支配下の枠がパンパンな状況なので、引き続き厳しい状況は続くが、石岡には、願ってもないチャンスであるからして、何とか来春過ぎには支配下に戻ってくるような打棒を見せて欲しいところだ。