酒精雑記

飲む日も飲まない日も

来季への展望

若手を出さないなら、いっそ二桁の貯金をと願ったが、そこまで問屋が卸してくれることはなく、ドラフト時の2位から1つ順位を下げて貯金5の3位でシーズンが終了となった。いささか残念ではあるが、7月ころのカタストロフからよくぞここまで立て直したものだ。最終戦も根尾が先制の糸口となる右前打を放っての勝利を上げており、最良のエンディングとなった。

ストーブリーグ最大の懸案であったFA戦士大野の帰趨は早々に決着を見た。来季編成に影響を与えないという配慮からも、大野が本気で中日を優勝させるつもりであることが感じられた。ファンのハートを痺れさせるコメントとともに、与田ドラゴンズ集大成の年に向けた最高のプレリュードとなった。

フェニックスは3試合連続完封負けでのスタートとなったが、今日は岡林の活躍もあって初勝利を挙げたようだ。石川昂弥の不在が気がかりだが、来季の戦力として名乗りを上げる選手が必ず出てくるはず。特に今季終盤にいろいろな意味で話題の中心となった滝野には、(守備はともかく)打席での謎のミート力を存分にアピールしてほしいところだ。そしてようやく出場しつづけることができる身体となった石岡には、豪快なスイングでHRを何発もたたき込むことを期待している。

今季完全に一皮剥けた福谷・祖父江・福・キノタクや、ブレイクの気配を感じさせた松葉・勝野らに続いて、主力に名乗りを上げる選手が続々と現れることを祈りたい。