酒精雑記

飲む日も飲まない日も

秋季キャンプはじまる

CSの盛り上がりを横目に、中日は新体制で来季に向けたキャンプに入った。キャンプイン後すぐさま初見の若手打者の打撃フォームをいじり始めている監督・コーチ陣の動向については、今春の臨時コーチ殿の残した実績を考えても正直なところあまり関心しないのだが、春でなく秋ならそれもありなのかもしれないと考えることとする。石川は傷も癒えて元気な様子であるし、根尾も中村紀コーチの指摘で何か掴んだものがありそうで何よりだ。

新体制で心から評価できるのは、岡林・伊藤そして周平に2塁の守備を練習させ、アリマルには左翼を守らせているという点だ。ようやく守備位置毎に期待されるOPSを意識した用兵が開始されるということなのであろう。

単打ならいくらでも打てそうな岡林と、四球選びに新境地を見出した康祐であるが、いずれも外野で使うにはいまひとつ火力不足であり、大卒外野手3人を獲得した今、彼らを内野で起用する可能性を探るのは極めて合理的である。

こうなると、阿部・溝脇・三ツ俣・石垣も心穏やかではないはず。これで春にブラ健・鵜飼・福元が合流すれば、内外野は1軍2軍とも若手で激しい競争となることは必定である。

昨日のローカル番組では、ろくに練習もしていないバスケを軽々こなすブラ健の様子が報じられており、その身体能力の高さを垣間見ることができた。ジャンプ力もすさまじい。バッティングフォームにはまだまだ粗さが目立つが、恵まれたバネと運動神経で、センターの守備程度なら多分早々に軽々とこなすんじゃないだろうか。

伸び盛りの若手選手同士が切磋琢磨する姿はこの10年とんと見られなかっただけに、来季がとても楽しみとなってきた。