酒精雑記

飲む日も飲まない日も

1月のふりかえり

2022年となるもつかの間、はや1ヶ月が終わろうとしている。コロナは収束するかと思いきやオミクロンが猖獗を極めており、いずれ急激に減るとはしても当面の間は全く気を抜けない日々が続きそうである。

正月は宴会続きであったため、今月の休肝日は11日(今日含む)とやや少なめである。初詣をかねた12kmのウォーキングと低山登山2回をこなし、(なるべく)毎朝起き抜けに本気のラジオ体操10分(終わると心拍数は120くらいまで上がる)と電車待ち時間に駅の階段の昇降で20mくらいの標高差を移動するという運動も心掛けたが、筋肉がついたのか、それとも動いた気の緩みで食べる量が増えたせいか、体重はいつ測ってもおおむね1kg増となった。

映画はいずれもネットで「浅草キッド」「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!」「ベイビー・ドライバー」の3本を観た。「浅草キッド」は門脇麦が良かった。後2作はエドガー・ライトの作品だが、前者は居酒屋コンプリートの話が途中でどこかへいってしまうのが残念。後者はアイデアもテンポも良く、リリー嬢が主人公と一連託生で行動をともにすることになる動機付けの説明が薄いところと、最後のカーアクションが力業だったところは気になったが、ジェイミー・フォックスの壊れっぷりを楽しむことができた。

読書は「密やかな結晶」を読み終えた。「アンネの日記」への返書のような一作。その他は数冊を並行して読んでいるが、松井玲奈の「カモフラージュ」はついに最後数編を読むことなく書架に戻してしまった。筆致はそこらの小説家よりも明らかに上手(うわて)であるが、短編集で主題が定まらないところが決定的につらかった。ただし「いとうちゃん」は筆者に近い領域が舞台となっている分、書きたいものを書いている感じが伝わってきた。田中さんの造形が良いし、主人公の心の動きにも切実な説得力があって良い。自分が書くべきものが何かを見つけるときが案外早く到来するのではないか。

現在は千早茜の「ガーデン」と古井由吉の「東京物語考」を読み進めている。いずれも某書店の書架からタイトルが目にとまって購入したものだが、よい選択であった。

立浪ドラゴンズは本当に補強らしい補強を全くしないまま、明日のキャンプインとなった。新戦力は入団1~5年目の中に山盛りで入っているという考え方で割り切ったなら、それはそれでよしとしよう。いろいろ感染者も出ていたが、昨日で全員陰性が確認できたのも朗報だ。

オフの自主トレで根尾が急にビルドアップしたようで、体のバランスがかえって崩れないか心配だが、今年が正念場である。1年上のヤクルト村上が凄すぎるとは言え、誕生日では2ヶ月しか違わないのであるから、そろそろ結果を出してほしいところだ。

報道では石垣がまるで空気の扱いとなっているのが気の毒だが、こちらは本当に崖っぷちである。読谷スタートだが早くに頭角を現して、今年こそ開幕一軍を勝ち取ってほしい。

何にせよ、明日で球春到来。しばらくすれば現実と向き合うことになるだろうが、今日は全面的に期待で胸を膨らませておくこととしよう。