酒精雑記

飲む日も飲まない日も

Let's noteに回帰

どうしても大きなデータを仕事でオフラインで持ち歩く必要があるという特殊な事情のため、デカいストレージが載るノートパソコンを10年来選び続けて来た。ある時期にThinkPadから乗り換え、3台続けてLet's noteを購入してきたが、パナソニックがぼったくり価格を設定するのに閉口し、一昨年暮れにSSDスロットを2つ内蔵するという唯一無二のノートパソコンであるLG gram に乗り換えた。これがなかなか使い勝手がよかったのだが、1年半が経過してキートップが外れるようになり、再三PC修理屋に持ち込んで取り付けてもらうということを繰り返すはめとなったため、泣く泣くLet's noteと復縁することにした。

とはいえ、Let's noteでSSDを山盛りにしようとするとカスタム価格はトータル50万円台に跳ね上がるため、今年1月発売の14インチマシンであるFV1の未開封中古品を17万円台で購入して、修理屋に持ち込んでSSDを換装増量することとした。

FV1もカスタムではSSDが2枚刺さるので、空きスロットがあるなら2TB×2枚と比較的価格もこなれたゾーンの部品が使えたのだが、実際に基盤を見てもらったらgramのような空きスロットはなく、ただぽっかりとSSDの形の空間が残されているだけであったため、元々1枚だけ入っていた512GBのSSDをウエスタンデジタルの4TB×1に替えてもらった。2TB×2と比べるとそれなりの散財ではあったが、メーカーカスタムと比べれば多分20万円程度は安くなったはずであり、大変に満足である。

抜いた512GBのSSD玄人志向のケースに入れて外付けドライブとした。外付けケースにSSDを入れるという作業をしたことはなかったが、ネット上の親切なブロガーさんの写真付きガイダンスがあったので大変たすかった。とはいえ、細かいものを見る作業に目がついてこないことを心の底から思い知らされた20分の作業時間であった。PC工作は若者の嗜みであることよと痛感することしきりである。

オフィスソフトやブラウザの移行はこの2日ほどでほぼ完了したので、あとは今週末に仕事の動きが少ない時間帯を使ってメールデータを含む仕事のファイルを移行すれば、めでたく乗り換え完了である。Gmailなら簡単だが、ローカルにデータを残したい派である私はどうしてもBecky2から足を洗うことができないままでいる。いつか困ったことになるだろうとは思うのだが、なかなか20世紀の旧弊から抜けられないものである。