クリスマスイブということで『34丁目の奇蹟』(1994版)を観る。予備知識ゼロでの初見。
デパートと新興小売の争いをバックにサンタを名乗る老人を巡る騒動を暖かく描いた一品。モデルはメーシーズとラジオシャックだろうか?
サンタが実在するかどうかを争点とした法廷ドラマに転ずる流れに唐突感はあったが、弁護士と検事双方が楽しい知恵を絞って攻防を繰り広げるところは結構ツボった。それにしてもアメリカは法廷ドラマが好きなんだなあと思う。結末はウェルメイドな古き良き米国映画を踏襲していて好印象であった。
多分、これから生まれる弟がクリスマスに1人留守番をして強盗に入られたりするんじゃなかろうかと思ったら、脚本は同じ人で、製作順はこっちが後ろということだった。『ホーム・アローン』の前日譚として観るのも楽しいかも。1947年版もAmazonプライムで観れるようなので、見比べてみたい。