酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『怪しい彼女』

昨日の酒量 ヱビス350×1、ヱビス黒350×1

レコ大を横目に、シム・ウンギョンの顔芸と歌声を楽しめる快作を視聴した。おばあさん時代のおばあさん役の女優さんも、八千草薫をがらっぱちにしたような風貌で、よく考えるとヒドい人格なのだが、そこはかとない品の良さが滲み出ているので、なんだか許せてしまう。息子役の物静かな教授の演技が全体を引き締めていて好印象。バンドものにありがちなメンバーが事故で来られなくなるというベタな展開も、再変身のきっかけという必然のストーリーとなっていて、抵抗なく受け入れることができた。再度の老いという究極の選択のみならず、その後日談まで軽やかに提示してハッピーエンドとしたところも最高だ。