酒精雑記

飲む日も飲まない日も

アニメ『舟を編む』

昨日の酒量 ヱビス350×1、インドの青鬼350×1

3年ぶりの貯金の壁突破。京田に続いての直倫のグラスラで安心して経過を追うことができた。中日の満塁ホームラン1試合2発は1995年ナゴヤ球場時代のホールと立浪の連発以来と報じられているが、ホールってどんな選手だっけとwikiで調べてみると、予想以上にアレな話が並んでいて何ともげんなりした。

さて『舟を編む』は原作小説既読だが映画は観ていない。アニメはどうだろうと思いAmazonプライムで見はじめたところ、良質の作画に魅了されて11話一気の視聴となった。こういう経験はプライムならではなので、年1000円の値上げの報もまあやむなしか。

見はじめてすぐに、主人公が美人と結婚しつつ苦労してコツコツと辞書編纂を貫徹するというストーリー以外の原作の細部はすっかり記憶の彼方となっていることに気がついた。西岡のような魅力的な脇役が小説に存在したのかどうかすら思い出せず、確認のために本棚を探るも、なぜか見つからない。

もっとも、途中で時間軸が13年飛ぶことは原作読了時の記憶が残っていたので、アニメで話が飛んだところはそれほど違和感なく受け入れることができた。月日そして年月の経過を画の中でさりげなく説明していく手法は、作り手から視聴者への信頼が感じられて好感度大である。

本作は馴染みの神保町界隈が舞台なので、今のシーンはあの辺だろうなあと推理しながら観る楽しみもあった。自宅が本郷なら地下鉄を使わずに毎日散歩通勤しそうなタイプの主人公ではあるが、あえての電車利用はエスカレータ鑑賞のためであったか。私は右片側空けの悪習で生じる渋滞に心からイラつくタイプなので、辞書編纂には向いていないようだ。

今日は菊坂から水道橋の観覧車を眺めながら散歩した上で、ひさしぶりにこんにゃく閻魔前の遠州屋で一杯引っかけたい気分ではあるが、あいにく日曜は定休日。さて、どこで代替したものやら。