酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『未来世紀ブラジル』

昨日の酒量 ヱビス350×1、水神純米大辛口冷酒1合

マイノリティ・リポート』に続き、近未来ディストピアものを観た。

こちらは1985年から観た20世紀末。テクノロジーの描写はあえてのレトロフューチャー感であろう。トラウマ映画と呼ばれるのもよく理解できる出来映えであった。ただし『マイノリティ・レポート』でも嘔吐スティックを突きつけられた警官が派手に吐き散らす場面もあり、いい勝負か。

穏やかな生活の場から引きの画でエンディングというところまで一緒なのかと思ったら、こちらは、ああそう来ましたか、そりゃそうだよね、というどんでん返しであった。人に勧めてはいけないタイプの映画だが、ギミックの質感などはすこぶる好みではある。

なお、エンドロールでタトルがデ・ニーロであることを初めて知る。美味しい役どころなので、さぞ楽しかったであろう。