酒精雑記

飲む日も飲まない日も

不服従

昨日の酒量 ヱビス350×1/2、プレミアムモルツ500×1/2

プロ1勝の阿知羅が交流戦開幕の1番手という時点で、学徒動員的悲壮感の漂う船出であったが、港を出たばかりのところで魚雷3発をぶち込まれ、何とか補修をすれど同じ魚雷がもう1発。容赦ない猛攻の前に与田丸はあえなく撃沈した。

中日も、命中確率の低さをささやかれつつも10数年にわたって手塩に掛けて秘密裏に開発した秘密兵器を、本当にここしかないという乾坤一擲のタイミングで投入し、持てる火力の中ではまさに最大の成果を挙げたが全くの徒花に終わり、あとは無抵抗での終戦となった。

・・・と、いろいろ書いて見たが、何というか、昨日のソフトバンク戦の負けは、当初から予想された展開だったというだけのことであり、特に不思議でもなんでもない。

某所では中日の1~3番打者のHR数が、他チームと比べて極端に少ないことが話題となっていた。確かに、中日を相手とする先発投手は、昨日のソフトバンク打線のような惨劇を被るおそれがないことをほぼ確信できるのだから、立ち上がりを落ち着いて投げることができてしまう。昨日のオーダーなど、遠藤・亀澤・大島の3人でここまで合計1本しかHRを放っていないのだから、舐められるのは当然だ。

平田・福田をケガで欠き、今季は長打を期待してもよさそうな堂上をベンチスタートとし、モヤ・アルモンテを2人ともファームに置いたままでは、先発陣の火力不足は明らかだ。せめて石川・石垣あたりのまぐれでも長打がありそうな野手を上げておくくらいのことはあってもよいのではないか。

個人的に亀澤は好きな選手だが、今彼を2番において、周平4番・ビシエド5番とするのは、主砲2門の打席数が減るだけでもマイナスだし、9番京田から4人続けて長打のない打者が並んでしまう結果となる。マシンガンならぬ「とろ火」打線とあなどられそうな迫力のなさである。ロメロがどうしても必要なら、ゲス・マルのいずれか1枚を下げてでもアルモンテを打線に並べるべきだ。

かのガンジーは無抵抗だったが決して服従はしなかったことを、今一度思い出してもらいたいものだ。