酒精雑記

飲む日も飲まない日も

二死満塁押出し後の代打に誰を出すか

昨日の酒量 スパークリングワイン1/3本、赤ワイン1/4本、ヱビス350×1

9回表にキンブレ鈴木が崩れて4連勝と奪首を逃した昨日は、8回裏に勝ち越せなかったのがすべてであろう。延長での敗戦よりは徒労感がなく済んだものと考えることとしよう。

さて、二死満塁で松井雅が四球を選び同点に追いついた次の一手は、誰を出すのが正解だったのか。もともと福田は4打席打ってみてナンボというタイプの打者である。五十嵐の高めのつり球にハーフスイングで三振という結果が示すように、ここ一番で突然出てきても応援する側には不安感しかない。こうした場面では(今年は2軍でかなりくすぶっているものの)藤井が出てきた方がワクワクできるというファンは多いだろう。

福田の通算BB%は0.07台、BB/Kは0.3程度である。続けての押し出しが一番イヤという相手の心理からすると与しやすい打者と言える。長打があるので一打出れば完全に勝負を決することが可能だが、ゲスマルヒロシが盤石であり、あと1イニングまで来ているので1点勝ち越しだけでも御の字のシーンである。ここで渡辺勝を起用するという選択はなかったか。

1軍経験は乏しいので福田と比較できる数字ではないかもしれないが、渡辺はファーム通算ではBB%が0.126、BB/Kが0.79でだり、打席自制心とストライクゾーン管理能力が高いタイプであることは証明済みである。結果として博志が打たれたので延長に突入することはなかったが、延長を見据えるなら、勝ち越されても劣勢を一気にひっくり返せる福田は温存し、とにかく四球を選ばせるという方針で渡辺を投入しても奇策ではないはず。実績として1軍通算1安打、OPS.325では出しにくかったのだろうか。

もちろん福田の長打力は中日野手陣中では大変貴重である。ゲスマルヒロシをキープするために、ロメロを上げる際にはアルモンテを下げることになるはず。福田を生かすためにも、彼がレフトで先発したくさん打席をこなす姿を見たい。