酒精雑記

飲む日も飲まない日も

『けがれなき酒のへど』

昨日の酒量 ヱビス350×2

今日のファームは石垣がレフト1番で先発。初回の打席は簡単に2球で追い込まれてからの外角低めの逃げる球を空振りして三振と、まだまだ未熟な感はあるが、スイングの思い切りは良い。続く髙松・根尾も凡退したが、髙松はクリーンに左へと捉えているし、根尾は少し上がりすぎたが力強さを感じさせるフェンス前まで届く飛球と、内容は悪くない。石橋は豪快なスイングからの犠飛で打点を挙げた。

数年後には、9平田(滝野)・4根尾(髙松)・5周平・3モヤ・7石垣・2石橋・8渡辺(大島)・6京田(根尾)・1P(柳・笠原・藤嶋・梅津・勝野・小笠原)、というような先発陣が見られるかと思うと、とても楽しみだ。このチームイメージにどう近づけていくかということを考えて、首脳陣は今期の残り試合を使って欲しい。

日和山』を読み終えたので、買いためておいた文庫を順に読み進めることとし、最初に西村賢太の『暗渠の宿』の前半の1編を読んだ。感想を公にさらすことがはばかられるような小説であるが、これだけ自他共に認めるクズ男の中に、私淑する凍死作家の菩提寺への訪問は欠かさないという律儀さが共存するところに、寛多ファンが生まれる素地があるのだろう。ちなみに「けがれなき」は「へど」に係るのかと思って読んでいたが、菩提寺住職副夫妻の振る舞い酒のけがれのなさを指すものであった。