プロが選ぶプロ
昨日の酒量 ヱビス350×1
AS選手間投票結果が発表となった。ファン投票では、時に組織票で実力とは違う結果が出てしまう。そういうものだと割り切って楽しむものなのだとは思うが、すっきりしないことも事実である。その点、選手間投票では目利き同士の評価がわかるので純粋に興味をそそられる。
三塁手部門では、周平が1位となりAS初出場が決まった。票数が19ポジション中最小(183票)というのは少し寂しいが、新星村上(ヤ)との間で票が割れたようだ。HR数はパークファクターの影響で開きがあるものの、打率もOPSも周平が村上を上回っている。堂々の選出と言ってよいであろう。
他方、打率3位・得点圏2位・盗塁1位の大島は66票の8位に留まった。鈴木・丸・筒香・青木・バレンティンといった綺羅星な面々に見劣りするかもしれないが、5位阪神近本とのダブルスコアの差(135票)はどこでついたのだろう?糸井との間で割れてしまうので、阪神組織票ということでもないはず。大島がプロ好みのプレーヤーとして認知されていると思い込んでいたので、意外な結果であった。
いずれにしても、今の仕組みだと自軍ひいき票の影響を想像しなければならなくなってしまうので、すっきりと他球団宛投票のみとした方がよい。また、今は各ポジション3位まで(外野は9位まで)の結果が公表されているが、各ポジション得票者全員の名前と得票数を明らかにしてほしい。その方が結果を見る側としても楽しいし、プロがプロとして最高にリスペクトするプレーヤーが誰かということが隅々まではっきりして、AS選手間投票の価値が高まるはずだ。