映画『寝ても覚めても』
昨日の酒量 休肝日
ちょっと前に出張に出た際の帰路の車中でこの映画を観た。昔の彼氏にそっくりな男性にかっとんだアプローチをかけつづけるコメディタッチの映画を想像していた(『勝手にふるえてろ』的な)ので、じっとりした情念の重さにたじろいだ。
まさかの震災映画でもあったが、新設された堤防前で男と別れて閖上の仮設住宅で保護を求めるというシーンが、この映画の筋立ての中で上手く生かされていたかというと、いささかの疑問が残る。元彼の友達のALS罹患のエピソードもしかり。このあたりは原作側の問題なのだろうか?
仲本工事のクレジットを先に見ていたはずなのだが、不覚にも閖上おじさんの正体には最後まで気付くことができなかった。