酒精雑記

飲む日も飲まない日も

髙松の課題

昨日の酒量 ヱビス350×1

ファームではこの数試合、2年目ドラ3の髙松が活躍するシーンが目立つようになってきた。7/27は2安打1打点、7/28は3塁打1本を含む3安打3打点1得点。イレブンスポーツのハイライトシーンへの登場も増えている。小兵が小気味よく活躍する場面は、見ていてとても楽しいものだ。

ただし髙松の安打は外野前に落ちる軽打が中心なので、出塁率・守備・走塁で相当に光るものがないと1軍昇格は難しいだろう。

塁間を駆け回るスピードは画面でチラ見するだけでも異次元の領域に到達しているが、残念ながら今季は3盗塁の間に7盗塁死を積み上げてしまっており、足が速いだけでは塁を盗むことができないことをはからずも示してしまっている。

また、どう転んでもスラッガーとして成長するタイプではないので、OPSを上げるためにも四球選択能力の獲得が必須だが、今季は148打席で2四球のみ。74打席でようやく1四球という残念な数字だ。ちなみに四球拒否との批判を浴びてきた京田の2017年(1軍)は602打席/18四球=33.4。2018年(1軍)でも632打席/19四球=33.3。この数字を見るだけでも、髙松の1軍昇格がまだまだ相当に遠いことがわかってしまう(なお、2019年の京田は1軍で371打席/23四球=16.1まで改善している)。

とは言え、高卒プロ1年目の昨年はファームで僅か3試合の出場に留まり、実質今年が1年目。試合に出続けることで課題が見えてくるというところまでは到達した。今季の1軍では、2017年入団でいずれも高卒の4位清水・5位伊藤康・6位山本拓が、それぞれ悪戦苦闘しながらも将来を期待させる活躍を果たしている。髙松も更に足と眼に磨きをかけて、ドラ3指名の価値ある男であることをグラウンドで証明してほしい。