酒精雑記

飲む日も飲まない日も

爽やかなまでの完敗

昨日の酒量 休肝

6連勝で3位広島との直接対決に乗り込んだマツダスタジアムでの初戦は0-3の完敗に終わった。このブログでは再三にわたって5割以下でCSに出場を目指す無粋さに触れてはきたものの、今季最後のヤマ場であり、ファンの務めとして試合開始から試合終了まで試合をラジオ観戦した。

梅津が大器を予感させる堂々のピッチングを見せたようだが、西川の1発で先制され、攻撃陣は3併殺と大瀬良の前にこれまで同様完全に沈黙となった。最後に小園の4号2ランで息の根を止められたのは、ルーキー根尾の一挙手一投足に気を揉み続けたファンの今シーズンの終焉の迎え方として、ある意味誠にふさわしいものであった。守っても西川・小園らがファインプレーを連発。今日は広島の日であって、今季も中日のシーズンではなかったということなのだろう。

敗者とはなったが、梅津の好投や阿部のファインプレーなどで大変に引き締まった爽やかな好試合であったことは、ラジオ中継のテンポの良さからも十分に感じることができた。今季のチームにとってはほぼとどめを刺された痛い1敗であるが、来季を見据えた場合、大瀬良にひねられ、小園に打ち砕かれた悔しさは、若い選手たちの胸に深く刻まれたはずだ。根尾も今日はファームで長打を放った。初年度はどう比較しても小園に完敗であったし、来季の小園も存分に怪物ぶりを発揮するであろうが、根尾の打球を飛ばす技術にはこれに匹敵するものがあると信じている。

そんな来季を想像しながら、引き続き明日と明後日の闘いを静かに見届けようと思う。