酒精雑記

飲む日も飲まない日も

鹿児島弁

昨日の酒量 ヱビス350×1、キンミヤレモンハイ×1

 

引き続き『深海の使者』。ドイツから寄贈されるUボートで日本高官が帰国する際の国際電話傍受対策の話が興味深い。

暗号代わりに何と鹿児島弁で早口でしゃべることにしたというものだが、これを傍受して内容を解明した米国側の日系担当者が、日本側の通話者とは直接知人関係にあったどころか、渡米に際しての大恩人であったというのだから、その偶然には驚くしかない。

この日系担当者の末路も苦いものとなったことが紹介されている。これらを淡々と紹介する吉村昭の筆致の素晴らしさが際立つ。