酒精雑記

飲む日も飲まない日も

介錯の切れ味

昨日の酒量 アサヒスーパードライ中瓶×1.5、ハイボール×1/2

某所の会合で久しぶりにスーパードライを口にした。あらためて薄口だなあと思う。好みはそれぞれだが、「ビールの苦みは和食でも邪魔にはならないと思う」に1票入れる派なので、自分の嗜好を再確認する場となった。ハイボールは炭酸の抜け具合が何より残念で、ジョッキに入った水割りの如き姿を晒しており、頼んだ酒を飲み残すことはまずないのだが、ごめんなさいとつぶやいてそこまでとさせてもらった。

昨日の中日の攻撃は、そんな居酒屋のビールやハイボールよりもドライで淡泊だったようだ。大瀬良の予告先発で既に命運尽きたことは試合前から百も承知であったが、転落する姿を見届けるのもファンの努めと思い、9時前に会合が終ったのでせめて終盤の闘いぶりくらいはradikoでフォローしようと思ったのだが、すでに時遅し、大瀬良による切れ味鋭い介錯の下、見事に成仏した姿を拝むのみであった。中盤過ぎまで完全試合ペースであり、よくぞ一矢報いたとすら感じてしまう見事な散り様であった。

敵のエースは、試合中途で組まれた円陣を見て早打ちに転ずると察知し、さらにストライクゾーンでの勝負を心掛けたとコメントしている。あっぱれの一言だ。敵将も身内のご不幸で不在であったとのこと。敵味方にとって意義の深い試合結果となり、もはやすがすがしい心持ちですらある。

DeNAの急追はあれどヤクルトが失速気味、阪神も地力を考えると突き抜けていく可能性はそれほど高くない。まだAクラスの芽はあると思いたいが、それでも最低限5割でゴールすることは必須であるし、日本シリーズを目指すチームとしての最低限の礼儀でもある。残り99試合で借金6。ノルマは53勝46敗、勝率にして.535。

大野雄9+柳9+ロメロ8+清水・阿知羅6+吉見・山井4+山本拓3+笠原・小笠原・松坂・藤嶋7=46。残りは救援陣で7。

皮算用として全くありえないという気もしないが、けが人とベテランで11勝という見積もりを含んでおり、これから交流戦という厳しさも加味すると、かなり厳しい数字であることも認めざるを得ない。

ローテの軸の3名が万全であり続けた上で、複数の若手先発投手の台頭と、ビシエド&モヤの大爆発でゲス&マルのどちらか1枚を欠いても逃げ切れるだけの得点があるというのが、Aクラス入りの条件である。

神宮3連戦に臨むための本日の公示で、転機を迎えた与田監督がどんなメッセージを発信するのか、注目したい。