オールスターの陣容に学ぶ
昨日の酒量 ヱビス350×1/3
蒸し暑さが続きビールの誘惑を絶つことがなかなか難しい。
AS監督選抜で柳と京田がいずれも初選出。周平とともに中日からは3名が出場することとなった。セでは広島6、阪神5、DeNA5、読売5、ヤクルト4。パはソフバン7、日ハム4、楽天5、西武5、ロッテ4、オリックス3。オリックスと並んでの最少人数というさみしさだ。
最大の問題は、HRダービーのノミネート選手に中日の選手がゼロであること。パでは日ハムからもゼロだが、チームには中田・太田という和製大砲が2門揃っている(ここまで16本と13本)。今は苦戦中だが清宮という次世代のスターも獲得済みだ。他方中日は、そもそも選出規定に該当する有資格の日本人自体が控えの福田しかいない(ここまで7本とギリギリ。昨年15本を超えた日本人はゼロ)。これでは選出される選手が最少となっても仕方がないところだ。
すでにプラスワン投票が始まっているが、セはHRトップのソト、パはOPSトップのブラッシュを選ぶのが公正な視点と言うべきであろう。大野・大島が漏れたのは残念だが、怪人的スラッガー2人の魅力には到底及ばない。
こすったあたりがHRになるのを見たいとは思わないが、パークファクターの違いが大きすぎると選手を比較する楽しみが薄れてしまう。テラスやフェンスの工夫は必須であろう。ただ、パークファクターを理由として大砲を獲得・育成しないというのは愚の骨頂だ。今後のトレードとドラフトを通じて、スラッガーとしての伸び代が残っていない30前後以上の野手陣(特に外野)を20代前後の和製パワーヒッターに入れ替えて、その中からいくつか芽が出るのを待つという編成方針が、チームの人気と実力を回復するカギだと思う。
大砲タイプではなさそうだが、25歳の武田の獲得もそうした編成改革の一環であるはず。ようやく中日もインテリジェンスのある編成方針を打ち出しはじめたのだと信じたい。