2019-11-05 『陰謀の日本中世史』 酒精(+) 書誌備忘 昨日の酒量 ヱビス350×1 かのベストセラー『応仁の乱』の著者による新書を読んだ。新聞のコラムに目を通すことはあったが、この方の書籍を読むのは初めて。 何よりも、鎌倉幕府成立前後の謀殺に次ぐ謀殺の連続の経緯を読むにつれ、真相に関する結論はさておき、枕を高くして寝られる現代日本の幸せを噛みしめることとなった。 論拠を持たない俗説に対し、黙殺するだけではなく対抗することが必要なときもあることを述べた「あとがき」に読み応えを感じる一冊。