酒精雑記

飲む日も飲まない日も

交流戦を前にして

今日から交流戦。ここまで44試合を消化し、シーズンは3割まで進行したことになる。

中日は一時貯金3までため込んだが、コロナ禍で若き飛車角である石川・鵜飼を欠いたまま転落の一途を辿り、借金4まで落ち込んだ。丁度開幕2カード終えて暗澹たる気分となった時点と同じ立ち位置である。しばらく上位4チームによる混戦模様が続いていたが、中日が脱落し、セリーグはABのクラス分けがはっきりついてしまった。

同時期を振り返ってみると昨年は借金7、コロナ前の2019年が借金5と、もう少しだけ悪い成績だったがまあ似たり寄ったりである。とするとこの先もさらなる転落もありうるということか。

ビシエドも花火が上がったのは一瞬という感じで、大砲爆発の気配は感じられない。遊撃守備に周平がついたり、根尾が敗戦処理で投げてみたり、無安打福留を1軍に残し続けているのにラクな場面で使ってみるということもせず、結果を出した石岡がファームに逆戻りと、とにもかくにも狙いのわかりにくい起用も目立つようになった(とはいっても根尾の投手適正は早めに確認したかったのだろうし、あの球は今の彼の打撃よりも3倍くらい魅力的であることも確かだが)。

そんな中での打撃コーチの入れ替えである。元祖暴れん坊の中村ノリの指導は、なんでもかんでもいじりすぎで自分の形にはめるところが目立ったので、やむを得ないかなと思うところはある。ただ、チーム状態が悪いときであるからこそ、腹を据える必要があると思うのだが、なんで首脳陣までこう落ち着かないものか。

現監督の教え魔ぶりは往年の山内一弘監督に匹敵するなあと、昨年のキャンプゲストのときから感じざるをえず、正直なところ80年代半ばの弱小時代のよくない記憶を喚起させられてきた。この山内路線に短気の王様高木守道の系譜が重なっているとなると、もはや心配すぎて内臓が裏返りそうだ。井端との口論、権藤との離別、福田の2塁守備、黙れ素人が!等々、現役時代の職人肌な雰囲気からは想像もつかない強烈な伝説の数々を提供してくれた瞬間湯沸かし器路線を踏襲するようなことが万が一にもないことを、ただただ祈るばかりである。

DH込みで立浪監督が選びそうなオーダーを予想するならこんな感じであろうか。

大島8・岡林9・周平6・ビシエド3・アリエルDH・阿部4・鵜飼7・木下2・石川5

個人的には次のような組み方がベターではないかと考えている次第。

大島8・鵜飼7・アリエルDH・ビシエド3・阿部4・木下2・石川5・周平(根尾)6・岡林9

今日はDHなしだがアリエルを外したようだ。うーん、大丈夫か?