酒精雑記

飲む日も飲まない日も

12月の振り返り

12月末にいたっても全然年末気分はやってこず、まだ11月下旬くらいかしらんという肌感覚の日々であったが、仕事をやっつけながらなんとか30日にはレコ大を観て、31日に紅白を観て、日付がかわってすぐに近所の氏神まで初詣に出ると、新年モードに気持ちも一応リセットされるというのは、万年ルーティンの偉大な効用と言えようか。

いわゆる忘年会は今年も全然なかったが、12月はコロナの間隙を突いて外で食事する回数が増えた。それでも休肝日を12日確保したので、まずまず節制できた月となった。

読書はまるで進まず、文庫化された「平場の月」を1冊読み終えただけに留まった。癌闘病が主題とは知らずに読み始めたので心の準備がなく、いろいろと親族のことなども思い返して何とも重い気分となったが、丁寧に書かれた小説はやはり読み応えがあって良い。映画化のキャスト情報はまだ出ていないが、須藤役については深津絵里の顔しか浮かばないので、プロデューサーには是非頑張っていただきたいものだ。

映画もたわむれに選んだ「Love Letter」1本を観たきりとなった。ゲージツ家が扮したおじいさんの役どころの据わりの悪さが難点だが、思ったよりも古くさく感じずに観ることができた。

この間に中日ドラゴンズからは又吉がFAで去り、SBから岩嵜を迎えたところで、人事異動は終結となったようだ。ドラフトで投手を1人しか補充しなかったことや、コンバートとドラフトの結果で外野で試すべき選手が飽和状態であることも考えると、三振奪取能力を持つリリーバーを補償で選んだのは合理的選択だと思う。

それにしても、満を持しての新監督就任にも関わらず、まともな補強はほぼゼロというフロントにはあきれるほかない。評価の定まらぬ安価な新外人で外野の一角に蓋をするよりは良い選択なのかもしれないが、ビシエドが聖域化しているようでは先は見えてこない。相当に台所事情が厳しいのかもしれないが、又吉に3年4億を提示できるなら、年俸1億くらいまでなら準備できたのではないだろうか。

アリマルに怪我が多いことを考えても、火力不足に今年も泣かされる予感がしてならない。胃の痛い1年とならないことを切に祈りたい。